



ノミやマダニの他にも、犬猫に限らず、動物には色々な寄生虫が体の内外に棲みつこうとします。
そのうち、体の外側に棲みつこうとする節足動物を「外部寄生虫」といいます。
外部寄生虫は、
・痒い、痛い
・人や他の動物にたかる
・病気を運んでくる
・アレルギーの元になる
・気持ちが悪い
以上の理由から、厄介な存在として扱われています。
そんな外部寄生虫には、以下のものがあります。
・ノミ(犬、猫、フェレット、ウサギ)
・マダニ(犬、猫、ウサギ)
・ズツキダニ(ウサギ、モルモット)
・ヒゼンダニ(犬、猫、ウサギ、モルモット、ハリネズミ、鳥類)
・ミミヒゼンダニ(犬、猫、ウサギ)
・ツメダニ(犬、猫、ウサギ)
・ニキビダニ(犬、猫、ハムスター)
・シラミ(犬)
・ハジラミ(犬、猫、モルモット)
・ワクモ(鳥)
・トリサシダニ(鳥)
他に、蚊やハエなどは、「衛生動物」といって、寄生虫とは区別しています。
以上のような外部寄生虫を駆除するにはいろいろな薬剤を使います。
特に寄生のリスクの高いもの、病原性の高いものに対しては定期的に駆除薬を使用するが現在効果的な方法、と考えます。
最近は外部寄生虫が深刻な人畜共通の伝染病を媒介する事が特に問題になっています。
お散歩をしたり、外に出入りするペットは、ノミやマダニの寄生のリスクが常にあります。
それに対しては定期的に外部寄生虫の駆除薬を使用しながら、更に寄生されやすい場所を避けることが重要です。
外出しないペットに関しては、家に迎えた時、またはしばらくしてから
寄生虫の有無を発見、確認した時に、適切な駆除と環境の整備をすれば、
あとは再感染は起こりにくいと考えられます。
しかしながら、家族の方が外から寄生虫を持ち込んでくる(!)事があるので、注意が必要です。